崩れたラインを整えて下半身全体を見る太ももリフト

太ももリフト(大腿部リフト)

太ももリフトは、太ももの内側のたるんだ皮膚を切除して下半身の輪郭を整える手術で、脂肪吸引と併せて行うことが多くあります。

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概要

太ももの内側は皮膚が薄く脂肪層が厚いため、体重の変化や加齢によってたるみが現れやすい部位です。歩くときに内側の皮膚が擦れ合ったり、座ったときにしわが折り重なったりするのが代表的なサインです。脂肪吸引だけでは、すでに伸びた皮膚までは整いません。

太ももリフトは、太ももの内側のたるんだ皮膚を切除して下半身の輪郭を整える手術です。たるみが鼠径部の近くだけにあるのか、太ももの全長にわたっているのかによって、切開の方向が異なります。ほとんどの場合、脂肪吸引と併せて行い、厚みとたるみを一度に扱います。

太ももだけを切り離して見るのではなく、お尻と腹部を含めた下半身全体のバランスを見ます。減量後にたるみが広く及んでいる場合は、腹部形成術やお尻のリフトと順序を決めて計画します。

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このような方におすすめです

  • 太ももの内側の皮膚がたるみ、歩くときに擦れ合う場合
  • 減量後に太ももの皮膚が余ってたるんでいる場合
  • 脂肪吸引の後に皮膚が縮まず、伸びたまま残っている場合
  • 加齢によって太ももの内側の皮膚の弾力が低下した場合
  • 鼠径部の下で皮膚が折り重なり、湿疹やただれを繰り返す場合
  • 太ももの太さよりも、たるんだ皮膚が主なお悩みの場合
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手術 · 施術の方法

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水平切開の太ももリフト(鼠径部切開)

鼠径部のしわに沿って切開し、太ももの内側の皮膚を上に引き上げて余った分を切除します。傷あとは下着のラインの内側に隠れますが、上下方向のたるみだけを矯正できます。

適している場合 · たるみが太ももの上部に限られ、皮膚の余りが少ない場合
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垂直切開の太ももリフト(内側の縦切開)

太ももの内側に沿って縦に切開し、周径方向の余った皮膚を切除します。鼠径部の切開とつなげて行えば、上下と周径のたるみをあわせて矯正できます。

適している場合 · たるみが膝の近くまで続いている、または減量後に余った皮膚が多い場合
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脂肪吸引の併用

切除に先立って太ももの内側と前後の脂肪を吸引して厚みを減らしてから、皮膚だけを整えます。剥離の範囲が減り、リンパ管の損傷リスクを下げることに役立ちます。

適している場合 · 皮膚のたるみと脂肪が同時にある場合
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外側の太もも · お尻のリフト

太ももの外側とお尻のたるみが同時にある場合は、脇腹側の切開から上に引き上げて固定します。腹部形成術と切開をつなげて、下半身全体を整えることもあります。

適している場合 · 急激な減量の後、太ももの外側とお尻までたるんでいる場合
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手術の基本情報

手術時間
約2~4時間
麻酔
全身麻酔
入院
1~2日
抜糸
約2週間
日常生活への復帰
約2週間
通院
術後1週 · 2週 · 1か月 · 3か月 · 6か月

個人の状態によって異なる場合があり、カウンセリング時に正確にご案内いたします。

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アトリエ形成外科のアプローチ

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    たるみの方向が切開の方向を決めます

    皮膚が上下に伸びているのか、周径が余っているのかによって切開が異なります。上下の余りは鼠径部の水平切開で、周径の余りは内側の縦切開で整え、両方がある場合は二つの切開をつなげて計画します。

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    先に脂肪吸引を行い、皮膚だけを残します

    厚みのある太ももは、先に吸引で脂肪を減らすことで、切除すべき皮膚の量を正確に見積もることができ、剥離の範囲も減ります。太ももの内側を通るリンパ管を温存するため、浅い層で行います。

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    鼠径部の縫合は深い層に固定します

    鼠径部の切開は、傷あとが下にずれ下がったり、縫合線の引きつれで外陰部の形が変わったりすることがある部位です。皮膚だけを引き上げるのではなく、深い筋膜層に固定して張力を分散し、傷あとがしわの中にとどまるように設計します。

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    下半身全体のバランスを見ます

    太ももの内側だけを整えると、外側やお尻のたるみが相対的に目立つことがあります。立った姿勢と座った姿勢で下半身全体を確認し、必要に応じて腹部やお尻の手術と順序を決めて計画します。

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術後の経過

  1. 手術当日

    麻酔科専門医との連携のもとで手術を終え、個室の回復室で経過を診ます。圧迫着を着用し、ドレーンを維持して、脚を高くしておきます。

  2. 1~3日

    排液量を確認してドレーンを抜去し、退院します。血栓予防のため短い距離を頻繁に歩きますが、脚を大きく開いたりしゃがんだりする動作は避けます。

  3. 1~2週間

    抜糸を行い、傷を確認します。鼠径部は湿気がこもりやすいため、シャワーの後はよく乾かし、通気性のよい服を着るようご案内します。

  4. 3~4週間

    デスクワークなど軽い日常生活に復帰します。圧迫着は引き続き着用し、長く座るときは合間に姿勢を変えます。

  5. 6週~2か月

    運動を段階的に再開します。傷あとが赤く盛り上がってくる時期で、傷あとテープとレーザーによるケアを始めます。

  6. 3~6か月

    腫れが引き、ラインが定着します。傷あとはその後も徐々に薄くなり、必要に応じて補正の要否を検討します。

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副作用 · 注意事項

出血 · 感染 · 血腫が生じることがあり、特に漿液腫は比較的よく見られ、繰り返し排液が必要になる場合があります。鼠径部は湿気と動きが多いため、傷が開いたり、治るまでに時間がかかったりすることがあります。傷あとが下にずれ下がったり広がったりすることがあり、縫合線の引きつれによって外陰部の形が変形することがあります。リンパの流れが妨げられて脚がむくむリンパ浮腫が生じることがあり、一部は長く続きます。太ももの内側の感覚低下、左右非対称、皮膚の再度のたるみや凹凸が生じることがあり、補正手術が必要になることがあります。手術時間が長く、脚の動きが制限される期間には深部静脈血栓症と肺塞栓症のリスクがあるため、予防措置が必要です。結果には個人差があり、カウンセリング時に十分にご説明します。

本ページの内容は医療法に基づく一般的な医療情報であり、手術・施術の効果と回復期間は個人によって異なる場合があります。すべての手術・施術には副作用が生じる可能性がありますので、専門医と十分にご相談のうえご決定ください。

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よくあるご質問

Q1傷あとはどこに残りますか?
水平切開では鼠径部のしわの中に、垂直切開では太ももの内側に沿って縦に残ります。脚を閉じて立てば、内側の傷あとはほとんど隠れます。赤みは6~12か月をかけて薄くなり、体質によって個人差があります。
Q2脂肪吸引だけではだめですか?
皮膚の弾力が残っていれば、吸引だけでも収縮が期待できます。しかし太ももの内側は皮膚が薄く、吸引後にたるみが目立ちやすい部位のため、皮膚の余りがある場合は切除をあわせて計画します。
Q3手術後、いつから歩けますか?
血栓予防のため、手術の翌日から短い距離を頻繁に歩くことをおすすめします。ただし、脚を大きく開いたりしゃがんだりする動作は2~3週間避け、運動は6週前後から段階的に再開します。
Q4漿液腫とは何ですか?
剥離した空間に組織液がたまるもので、太ももリフトの後に比較的よく生じます。ほとんどは圧迫着の着用と、外来で注射器により抜き取る処置で解決しますが、繰り返す場合は処置の回数が増えることがあります。ドレーンと圧迫で予防に配慮します。
Q5お尻のたるみも一緒にできますか?
太ももの外側とお尻のたるみが同時にある場合は、脇腹側の切開によるリフトを計画できます。範囲が広い場合は、手術時間と回復の負担を考慮して、腹部形成術や内側のリフトと順序を分けて進めます。
Q6結果はどのくらい維持されますか?
切除した皮膚は戻りませんが、その後の体重の変化や加齢による弾力低下で、徐々にたるみが再び生じることがあります。体重を安定して維持することが結果の維持に重要で、個人差があります。
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